ポルトフィーノ


１．ポルトフィーノへは、　　サンタ・マルゲリター　　・リグレから行く	１２．かなり大きなフェリーで　　　あった	１１．帰路はフェリーで	１０．個人の家も　　　パステルカラーに
	ポルトフィーノの玄関口、サンタ・マルゲリータ・リグレ駅から現地へは行くには、バスかフェリーに乗ることになる。　ガイドブックによって「バスでこそ行くべし派」と「フェリーに限る派」に分かれている。どちらのカオもたてるべく、我々は、行きはバス、帰路はフェリーによった。どちらも、それぞれすばらしい。　ポルトフィーノ。パンフレット的に言えば「エメラルドグリーンの美しい入江をパステルカラーの家並みが囲む小さな村。印象派の絵画のような美しい村」。－－－まったくその通り。　実はここはヨーロッパではよく知られた高級リゾート地なのである。有名な女優やＶＩＰの別荘が山の上の木立の中にひっそりと建っているのだ。　それが証拠に、この村のメインストリートには、エルメスやフェラガモなどの高級ブランド店や宝石店が軒を並べている。日本の団体客が押しかけないブランド店である。高級ホテルや知る人ぞ知る高級レストランもある。　本当の大金持ちはこういう小さなリゾートでひっそりとバカンスを過ごすらしい。戦後、ベネツィアのリドが俗化したのを嫌ったセレブリティー連中が移ってきたのだとか。　しかし、ここにも、すでに日本のツァーがくるようになったという。我々のような大衆が押し寄せはじめたのを知ったとき、彼ら有名人連中はどこへ移っていくのであろうか。　港を見下ろせる小高い丘の寺院まで歩いてみる。木の葉の間からエメラルド色の港が見え隠れする。少し天気が怪しくなったが直に持ちなおした。　ここで昼食をと考えたが適当なレストランが見つからない。フェリーでサンタ・マルゲリータ・リグレに戻ることにする。　このポルトフィーノの小さな入江は、ボート、ヨット、釣り舟、などなど、あらゆる船でいっぱいでフェリーは身動きができない。一艘づつ丹念に掻き分け掻き分け、港の外に進んで行かなくてはならない。時間がかかる。でも誰も文句を言わない。だって、それだけ、この光景を鑑賞する時間が長くなるのだから。
２．この日は、お天気が　　あやしかった			９．丘の上に行くには　　こういう道を登っていく

３．パラパラと降ってきた　　がなんとか持ち直した			８．木の葉隠れに見える　　景色にも味がある

４．ここは入江を囲む　　ハイソな保養地である	５．メインストリートには　　ブランドショップが軒を　　並べている	６．世界各国のヨットや　　ボートも停泊中	７．有名人の別荘は　　緑深い中にひっそりと　　たたずんでいるよし

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