これは、ユーモア小説の形をとった熟年世代向けの格好のパソコン入門書であると同時にリストラされた主人公がパソコンを通じて家族や、地域社会と、パソコン通信を通じて日本全国の通信仲間と、ホームページを通じて外国の人と絆を深め、また脱会社人として自立し成長していく姿も描いたそれでいて楽しい読み物です。挿絵のマンガも楽しいものです

どうぞ、おとうさん、おかあさんへもお勧めください

あこがれのパソコン道の巻

　　それこそ命がけで会社のために働いたのに
　　あっさりリストラされてしまった熟年さん。

　　　退職後はギックラ腰にもめげず、次男坊を
　　 指南役に、花のパソコン道は励みます。

　　　そのうち、町内に同世代のパソコン仲間を
　　 次々発見。なかよくお勉強に精を出します。

「パソコンはワールドワイド」の巻

　そして、いよいよインターネット。　　　　　　　　　　　　　
　　　センセイ役のイイダロさんは、ネットサーフィンの仕方
　　だけではなく、インターネットの本質についても考えるヒント
　　を与えてくれるのでした。

　　　　はじめてもらった電子メールは「初恋の人」からの遅す
　　 ぎた愛の告白。
    　　奥さんに見つからないように慌てて削除する我らが
　　 熟年さんは純情なのです。

パソコンが作る家族の絆の巻

　　　　 孫のお守りもパソコンで。「ペイント」で作った
　　　素敵なお雛様にヨウコはオジイチャンを見なおす。

　　　　ついには、ホームページ「熟年ファミリー新聞」
　　　を立ち上げ、海外、国内に散らばっている熟年
　　　一家の結束に一役買います。

　　　　そして「夕日の丘パソコンクラブ」の一周年記念日
　　　には、取材に来たＮＦＫのカメラの前で、会社人を卒業し
　　　新社会人として、すっかり成長した熟年さんが、堂々の
　　　スピーチをするのでした。